本日は「認可を得るための諸条件について【物件編】」について述べたいと思います。
各地域、自治体によって条件は変わってくるのですが、東京都の文京区を例にあげてみましょう。
- 保育室は児童が安全に避難できるよう、原則3階までとします。(4階以上は不可。)
- 非常口が、児童の避難上有効な位置に2か所2方向設置されていること。(詳しくは、区担当者へ確認してください。)
- (既存物件の場合)新耐震基準で建築された建物であること。
- (既存物件の場合)建物建築時の建築確認申請書、確認済証、検査済証(台帳記載事項証明書でも可。)があるかどうか確認すること。
以上のような条件が文京区では設定されていますが、他にも自治体によっては、
- 0~5歳を預かる保育園(認可保育園):敷地面積350㎡程度(板橋区)
- 0~2歳を預かる保育園(小規模保育園):建物延床面積100㎡以上(板橋区)
等の条件が加えられることもあります。
物件選びは保育所開設においてとても重要なポイントとなります。認可保育の諸条件をクリアし、かつ保育の需要を見込める場所を選ぶためには、入念に調査を重ねる必要があります。