《認可を得るための諸条件について【設備・人員編】》

幼児本日は「認可を得るための諸条件について【設備・人員編】」について述べたいと思います。

こちらに関しては国によって定められています。

【認可保育所の設置基準】

  • 年齢;0歳~小学校入学前の児童(2歳未満1割以上、3歳未満2割以上)
  • 定員:20名以上
  • 保育士数:0歳児3人につき1人以上、1歳児および2歳児6人につき1人以上、3歳児20人につき1人以上、4歳以上児30人につき1人以上(※これに加えて、「定員90人以下の施設にあってはこの定員のほかに1人以上の保育士を配置しなければならない」「常時2人を下回ってはならない」という基準があります。)
  • 設備:【乳児室】0歳児および1歳児1人あたり3.3m2【保育室等】2歳児以上1人あたり1.98m2【屋外遊技場】2歳児以上1人あたり3.3m2以上(保育所外の公園等を含む)
  • 給食:自園調理または委託

またこちらの認可保育所に加え、2015年より小規模認可保育園といった新たな設置基準ができました。こちらはA型、B型、C型の3種類があります。

【小規模保育園A型(認可保育所分園型)の設置基準】

  • 年齢;0歳~2歳
  • 定員:6~19名
  • 保育士数:認可保育所の配置基準+1名
  • 設備:認可保育所の設置基準と同じ
  • 給食:自園調理(連携施設からの搬入可)

【小規模保育園B型(中間型)の設置基準】

  • 年齢;0歳~2歳
  • 定員:6~19名
  • 保育士数:認可保育所の配置基準+1名※職員の2分の1が保育士であればよい
  • 設備:認可保育所の設置基準と同じ
  • 給食:自園調理(連携施設からの搬入可)

【小規模保育園C型(家庭型)の設置基準】

  • 年齢;0歳~2歳
  • 定員:6~10名
  • 保育士数:0~2歳児3人につき1人※無資格者も可(研修等必須)
  • 設備:ほぼ認可保育所の設置基準と同じ
  • 給食:自園調理(連携施設からの搬入可)

このように見ると小規模保育制度が始まったことにより、保育所開設までのハードルが下がったことがわかります。今後は都市部など大きな施設が確保しずらい地域で保育所の開設が増える方向に向かうのではないでしょうか。